セイが想うこと
2017年9月、自分が双極性障害を持っていることを知った。
病気のことを知らなかったときには、自分のことを責めてばかりで、自分のことを認められなかった。
病気のことを知ってから、やっと本当の自分に出会えた気がした。
失敗ばかりの過去を清算できる術を得たと思った。
ひとしきり過去を振り返った後、過去は覚えていてもあんまり意味のないものだという結論に至った。
今は、新しい命を生きているのだと思うし、実際にそう感じる。
遺伝性の双極性障害を持っていることは、ただ単に命がそのように生まれついたというだけのことだと思う。
命に罪はないし、命は尊いし、命は大事にされるべきもの。
それは、病気や障害を持っていようがいまいが、変わらない。
人生はなるべく自分らしく、そして自分らしさに満足して生きていくものだと思う。
病気はわたしの個性なだけ。
それ以下でも、それ以上でもないんだと思う。