精神疾患ではなくて脳という臓器の病気
このブログを書きながら思うことは、『精神疾患』を持つ人がもっと病気のことを打ち明けやすい社会になったら良いなぁということです。
『精神疾患』のラベルを貼られることで、それまで経験しないような社会でのストレスを経験することになりました。
例えば、偏見があるからあまり人に言えないとか、会社にバレたら辞めさせられるんじゃないかとか。
精神疾患というと、落ち込んだり、やる気がなくなったり、精神的にネガティヴな状態になることだけを考えるけれど、
本質的に、『精神疾患』という呼び方は、事実に基づいていない偏見に基づいた呼び方だとわたしは思っています。
世間に偏見がある中で、自分がそういう風に呼ばれるのはあまり気持ちの良いものではありません。
わたしは、将来は『精神疾患』という言葉はなくなると思っています。
事実に基づいて、『脳という臓器の病気』として認識されるときが来ると思うのです。
だって、脳の病気というなら、他の臓器の病気と比べて、何が違うの?
脳の神経伝達物質の制御が、普通の人のように上手くいかない。だから、治療する。
ただそれだけのこと。
わたしたちは、この病気を持っていることを恥じなくていいんです。
『精神疾患』という言葉によって、偏見を持たれるのは、フェアじゃないと思う。
病気のメカニズムを知ろうとしないから、『精神疾患』という言葉を聞いただけで『なんだか怖い』と思ってしまう。
人間は、頭でちゃんと理解できないことを無条件に恐れるから。
でも、その理解できないことを観察して研究したり分析したりして、理解していくことができるのもまた人間だから。
将来の状況はだいぶ変わっていると思います。